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《モブサイ》サギ師のあなたに脱がされて (霊幻/R18)

第4章 チョコより甘く愛されて


「だ、だめっ……」
慌てて手で隠す彼女。

「だめじゃないだろ? いいか、ゆめ。おまえは俺のことが好きだし、俺もおまえが好きだ。せっかくのバレンタインに二人で過ごしたいと思っている。しかも身体は冷えてるんだ。何をしたらいいと思う?」

「っ……!」

ゆめが頬を紅潮させる。俺はネクタイを解くと、ワイシャツを脱ぎ捨てた。肌着も脱いで下のベルトも外す。

ゆめが顔を横に向けた。

「ん? なんだよ?」  

「だって、それ……」

恥ずかしそうに指差した先を辿ると、ボクサーパンツの中ではち切れそうに膨らんだ俺の股間。

「そりゃ、ゆめのこんな姿を見たらな……」

正直いうと、もうかなり限界に近い。ゆめと抱き合えると思っただけで、興奮してしまう。

「霊幻さんのエッチ……」
両手で顔を隠すゆめ。

いいのか? 顔が隠れた代わりに胸とあそこが丸見えになったんだが。

「これをエッチだというほうがエッチだ。好きな女とこれからするんだから、当たり前だろ? 健全な反応ってやつだな」

「…………」
ゆめはまだ顔を隠したままだ。

俺はボクサーパンツも含め、すべて脱いだ。そっとゆめの背中の下に手を入れ、抱き寄せる。

「力を抜け、ゆめ……」

彼女の身体は想像以上に冷たかった。温めるように力を込めて抱きしめる。

「霊幻さん、あったかい……」
ゆめがホッと息を吐いた。

「やっぱり寒くて辛かったんだろ。これからはちゃんといえよ?」

じっと抱きしめていると、徐々にゆめの身体が温まってくる。柔らかい太腿に当たる膨張した男根。擦りつけたくなるのを我慢しながら、彼女のしなやかな髪を撫でた。

ごめんな、ゆめ。俺は口には自信があるが、女心はさっぱりなんだ。知らず知らずのうちに辛い想いや淋しい想いをさせていたらすまん。わざとじゃないんだ。


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