《モブサイ》サギ師のあなたに脱がされて (霊幻/R18)
第4章 チョコより甘く愛されて
俺は身体を回して彼女をベッドに組み伏せた。
「んっ、霊幻っ、さんっ……苦しっ……んっ……息がっ……」
酸素を求めて逃れようとする彼女の顔をしっかりと固定し、さらにキスを降らせる。
「ゆめっ……可愛いぞ……」
「んっ、ん……っ、んんっ……」
好きだ、ゆめ。俺が詐欺師でもおまえは変わらず愛してくれるのか? それとも俺を捨てるのか?
ついてしまった嘘は最後までつき通すものだ。そうでなければ、愛なんて重いものは背負えないじゃないか。
唇を離すと、ゆめは小さな口を開けて息を吸った。ワイシャツの袖で乱暴に口を拭い、彼女の胸元に視線を落とす。ぴったりとした白いニットに美しい胸のライン。触れずにはいられない。
「はあっ……ゆめっ……」
服の上から柔らかい膨らみを揉むと、ゆめは悩ましい声で鳴いた。
「あ……霊幻さんっ、脱ぐのは待って! 汚れてるしシャワーを浴びてから……」
「ばっか! そんな余裕があるかよ!」
ゆめのニットを頭から脱がせる。その下のキャミソールに手をかけた。
「おまえ、これしか着てなかったのか? 寒かっただろ」
「だって、今日はバレンタインだから可愛い服を着ていたかったし……」
「ったく、薄着だったなら早くいえよ。風邪ひいたらどうするんだ」
知らずに外で長時間調査をさせてしまった。身体が冷えただろうに。何やってんだ、俺は。
「大丈夫ですよ。霊幻さんが温めてくれるんでしょう?」
ゆめがギュッと抱きついてくる。
シャワー浴びたいっていってたくせに、無邪気な顔して男を煽りやがって。
「わかった。温めてやるから今すぐ全部脱げ」
「え!? 全部!? 霊幻さん、ちょっと待って!」
「待たない」
キャミソールを脱がせ、花柄のブラジャーを外す。すべすべとしたゆめのお腹にキスをしながら、スカートを両手で下ろした。膝に引っかかっていたタイツと下着も奪う。