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仮面の殺人鬼の私と精神界で閉じこもる少女

第1章 第1章____仮面の殺人鬼


森月side
夕方まではまだ、マシだった
父親が帰って来て夜中になった時だった
また、母達が喧嘩をしだした
ずっとそうだった、親の喧嘩が酷くなるだけだった......だから、止めたくもない、どっちの味方もしたくない.....
なのに、うちは何もしとらんじゃんっ
何で殴るんよっ
自分の部屋に入って逃げ込む様に布団に入った
いつもの様に精神界に入って逃げ込んだっ
父親と母親の喧嘩は大体お酒が回ってから
いつも、喧嘩の声が聞きたくなくていつも逃げ込んでた
今回はしないかな?なんて、思ってたうちが馬鹿じゃんっ
何でさ可笑しいよ、何でうちばっか?もうやだよ.......可笑しいよ
誰も入って来ないように切った筈、なのに何で人が居るの.......?
『だ、れ......?』
返事が無い、でも、この気配、知ってる.....
『罪歌さん.......??』
当たってれば良いけど
『そ、そうだよー』
何で居るのさ、うちは切った筈なのに
嗚呼、そっか、そう言えば少し触れたな
『何で此処に居るの......?』
彼女に聞いたけど返事が無い
彼女にも分かんないんだ
『そーだねー、寝たら何か此処に来てたんだよねーw』
いつもと変わらない言い方をする彼女
『そう、なんだ』
早く帰ってよっ1人にさせてよっ
誰の声も聞きたくない、お願い、1人にさせてっお願いだからっ
パキッ
嗚呼、1つ壊れたな.......
また、うちは嘘を付き続けないと
『へー、凄いじゃん』
彼女は感心したように声を出した
何で態々此処に居るのさ
1人にさせてくれっ
『ねーねー、森月さんさー』
五月蝿いっ五月蝿いっ五月蝿いっ!
『ほんとうに精神界なんて、あるんだねー』
うちを馬鹿にした様に彼女は言った
『頼むからうちを1人にさせてくれよっ!嫌がらせかよっ!帰れっ!うちの所に来るなよ!』
そんな事言うつもりじゃなかった
なのに口に出してしまった
『へー、そうゆう風に怒れるんだー』
何なんだよっ何でうちを1人にさせない??
『まぁ、良いや、いつか、森月さんの顔の皮を貰いに行くねー』
うちの顔の皮を.......?
彼女は何事も無かった様に歩くとそのまま闇に消えた
嗚呼、これでやっと1人になれる
この世界はやだなっ
1人になれない
彼女みたいにうちの邪魔をする奴が多いんだ
もうやだなぁ嫌いだよ
この世界なんか消えてしまえば良いのに
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