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【降谷零・安室透】そばにいさせて《ゼロの執行人編》

第2章 ゼロの執行人


「ふぅ……」
降谷との通話を終えたさくらは病室のベッドの上で息を吐き出した。気づかないうちに自分も緊張していたようで、汗が流れ落ちる。
しかしこれで終わりではない、現場は降谷とコナンに任せることしかできない以上、自分ができることを…と再びパソコンと向き合った。
「もしもし、二宮くん?お願いがあるんだけど……」
二宮と会話を続けながら首都高速に設置された防犯カメラやNシステムのサーバーに侵入してRX-7が写っている映像や写真を削除していく。さらに、SNSや動画投稿サイトをチェックしてRX-7が走行する所を撮られていないか確認し、万が一投稿されてしまったら自動で弾き削除するシステムを仕込む作業を行った。
「以前、降谷さんが首都高を暴走した時にこのシステムを作っててよかった」
以前起こった出来事を思い出す。あの時も色々あったが何とか切り抜けることができた。今回も必ず、そう信じてさくらは作業を進めた。
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