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Beautiful world / 東京喰種

第3章 居場所


ここから少し昔の話をしよう。
どうして僕がアカデミーの生徒である赤城さんを気にかけているきっかけになった話だ。

赤城さんがまだアカデミージュニアスクールに通っていた時まで遡る。

赤城 五十鈴

授業を人一倍に熱心に受けている真面目な生徒で運動神経もよく、友達がたくさんいた。そして先生方からの印象もよく、ジュニア生を対象の僕の授業でも熱心に僕に質問してくるぐらいの真面目な子だ。

それからジュニア生は受けるクインクス施術適正テストを受けると、赤城さんは適正ありだった。

「佐々木一等、あの…クインクス施術適正テストでは適正ありでした。クインクス班に所属できるよう頑張ります」
僕が講師として呼ばれた時に僕の元を訪ねて、その言葉を伝えにきたのが嬉しくて
「本当に!?嘘!嬉しいな…一緒にがんばろうね!」
そう言って抱きついてしまうほどだった。
しかし、このタイミングぐらいから彼女に違和感を覚えた。
脚や腕に包帯を巻いて登校したり、こんなに傷を作るのがおかしいのだ。

日に日に増える傷と違和感。

赤城さんには悪いけどこっそりと個人データを閲覧すると
幼少期は、飼いビトとして過ごしていたこと
家族とは血が繋がらないこと。
この2点がわかった。

この2点から考えると
多分、家族から虐待を受けているだろうと思った。
しかし、確証がない。
確証を掴むためには赤城さんの家に行くことしかなかった。
どうやって行こうかと考えていくと
家庭訪問の日に行けれることが分かった。

(これで行くしかない)
僕はそう思った。

家庭訪問の日は「僕が行きます」と立候補した。
これを知った教員たちは
「え、佐々木一等…?そこまでしなくても…」
口を揃えて教員みんなからそう言った。
「そうかもしれませんが、未来の有望な部下のために…っ!」
僕はそう言うと
「佐々木一等らしいな」と先生方に笑われた。
それから話し合った結果
赤城さんの担任と一緒に僕がついて行ってもいいということになった。
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