第3章 居場所
「姉さん。こっち来てくれない?
手伝って欲しいの」
妹は朝食を食べ終わり、「あとて部屋においで」そう言われた。
私は妹の部屋をノックして入る。
妹は笑って「やっと来た」
そして思い切り私の顔を殴った。
「いいサンドバックになるわー」
そう言うながら妹は殴り、蹴り続けた。
そしてバランスを崩して私は倒れ込む。
「あのさ、私の彼氏が
お前の姉さん綺麗だねって…本当に何様なんですか?
気持ち悪いですよお?」
「ストレス発散になるわ」笑いながら蹴り続ける妹。
体は痛くない。痛みを感じないためされるがまま。
しかし、心が痛かった。
「本当に母さんと父さんにも言わないでね。
あ、言ったところで信じてもらえないんだっけ?」
はははと笑いながら部屋を出ていく妹。
この家には私の居場所なんてなかった。