第1章 憂鬱王子はキスをくれない.
ローションのお陰で余計に滑りがあるからか
思っていたよりすんなりと受け入れてしまう
「 最初はやっぱキツイなァ 」
「 んふっ … もう抜いて … 」
「 バカ、今からが気持ち良いんだろうが
ここは風呂場だからすげぇ声が響くから
普段みたいにあんまし大きい声出すなよ?
誰か入って来て邪魔されたらムカツクから 」
そう言い終わると彼は腰を動かし始める
気持ち良いとは思えずに必死に抵抗するが
黒尾さんがやめてくれる筈なんか無くて
されるがまま状態で成すすべなんてなかった
「 あぁあ … んっ 」
「 堪んねえ … 興奮する 」
黒尾さんが行為中に気持ちを発するのは
実は初めてで私は自分の耳を疑ってしまった
この人こそアブノーマルなんじゃないかと
痛みに悶えながら頭の中で密かに考えていた
私の反応を見ながら彼は突然穴から引き抜く
やっと終わったのかと私は胸を撫で下ろす
「 じゃあ次はこっちな 」
そう言うと今度は仰向けに寝かされると
黒尾さんのモノがアソコに一気に入ってくる
入って来た途端に激しく腰を動かし始めた
「 ん── っ!あっ … んっ 」
「 何でこんなにトロトロなんだよ 」
私のアソコは異常なまでに熱を持っていて
黒尾さんのモノを締め付けているみたいだ
自分でもどうしてこんな風になっているか
よく分からない状況で何も答えられなかった
ただこれまで以上に何故か凄く気持ち良くて
折角我慢していた声が簡単に漏れてしまった
「 あっん … だめえ … んふう 」
「 だから声我慢しろってば 」
黒尾さんは私の口を手で覆って声を遮断する
私は彼のこの行為にすらも興奮してしまう
それはまるで支配されているみたいだった
うっすら見える黒尾さんの満足げな顔にすら
興奮を覚えてしまい自分の事を自分で疑った
「 んっ── んふ 」
「 すげえ、いやらしい顔するんだな
じゃあ折角だしお前も自分で見てみろよ 」
そう言って黒尾さんは私の体を起こして
バックの体勢で再び自身のモノを挿入した