第1章 憂鬱王子はキスをくれない.
帰って来て木兎くんがシャワーを浴びた後で
私もすぐにシャワーを浴び汗を洗い流した
今日1日がハードすぎて体は疲れ切っていた
木兎くんとのセックスに岩泉くんとの筋トレ
そして極め付け1時間で5キロのランニング
脱衣所でパジャマを着て脱いだ服を拾おうと
しゃがみこむと突然立てなくなり座り込んだ
少しだけこうしてないと立てそうにないや …
そんな事を考えていた所で記憶は途絶えた
次に瞼を開いた時は自分のベッドに寝ていた
── あれ?私はいつの間にベッドに?!
今が一体何時なのかが気になり横を向くと
綺麗な寝顔が真横にあり私はびっくりした
── へ?!なんでこの人はここに居るの?
私の隣で寝ていたのは上半身裸の赤葦くん
裸だとゆうことはまた私は寝ている隙に …
頭を抱えていると突然 赤葦くんの体が動く
「 ん── 」
私の体をギュッと抱きしめながら顔を埋める
普段見ているクールな姿とはまるで違ってて
目の前に居るのは何だか可愛らしい赤葦くん
これがギャップ萌えと呼ばれるものなのか?
これはどうしたら良いのだろうかと困惑した
そもそもなんで彼はここで寝て居るのかな?
抱きついている彼を見つめながら考えてみる