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憂鬱王子はキスをくれない. / ハイキュー

第1章 憂鬱王子はキスをくれない.



リストにある物を全て調達してレジに向かう
陽葵ちゃんが私が戻るのを待っていてくれた

「 お金は全て及川さん持ちだから
いつもこの財布から支払いするんだよ 」

住人は家賃として3万ずつ毎月払っている
そのお金は全て毎月の食料代にしているそう
毎月3万円であんな立地の良い場所に住めて
食事や家事付きならみんな出て行かないのは
私なんかでもなんとなく分かる様な気がする

「 住人のみなさんは仲が良いのですか? 」

「 知り合いだったり元々友達だから
みんなそれなりに仲は良いみたいだけどね
私は喧嘩したりしてるのは見た事がないよ 」

家賃は安いし賑やかで寂しくなんてないし
本当にみんな良い暮らししてるんだなあ …
そんな事を思いつつ会計を済ませたものを
スーパーのレジ袋に綺麗に詰めていった

家に帰り着くと補充作業をしひと段落ついた
すると陽葵ちゃんがノートパソコンを持って
リビングにやって来てそれを私に手渡した

「 美雨ちゃんに任せたい事があるの
毎回 買い物をしたらこれで家計簿つけて?
簡単だし美雨ちゃんにお願いしようと思って
やり方は今から説明するから覚えてほしい 」

「 はいっ!分かりました 」

私は家計簿のつけ方を丁寧に教えてもらった
パソコンはそんなに得意ではなかったけれど
これくらいなら私にでも出来そうな気がする

「 パソコン関係で分からない事は
蛍に聞くのが1番間違い無いんだよね
もし何かあれば彼に頼ったら良いからね? 」

「 システムエンジニアですもんね 」

「 そうだよ
機械系は蛍に頼るのが1番だから!
間違っても木兎くんには頼らないでね?! 」

あの人はまさしく機械音痴っぽいもんなあ
パソコンごと力で破壊してしまいそうだもん
陽葵ちゃんが念を押すのも分かる気がする
こうして私は家計簿をつける仕事を任された

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