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憂鬱王子はキスをくれない. / ハイキュー

第1章 憂鬱王子はキスをくれない.



「 んん──っ 」

ベッドに下ろすと小さな声を上げていたが
おチビはまだまだ起きそうではなかったから
服をゆっくりと脱がすと上に覆いかぶさった

まだ少女らしいあどけなさが残る幼い顔
そして顔に見合っている見事な幼児体型
想像通り期待を裏切られる事などはなかった

これで体型がナイスバディならエロいのに …
そう思いながら小さくため息をつきながらも
このシュチュエーションならまだ悪くはない
溜まってるし仕方ねえかと俺は行為に及んだ

途中起きるかと思ったが一切起きなかった
俺の手にかかれば眠っててもどんな女でも
気持ちよすぎて途中目が覚めるというのに
なんて鈍感な体してんだよ、と苦笑いをした

行為が終わって満足したらいつもなら速攻
帰るかそのまますぐにでも帰らせる所だが
セックスしても起きないなら起きる訳ねえ
タバコを吸った後でそのまま眠る事にした

時計を見ると時刻は夜中の2時だった
この数時間後、隣に寝ている女の叫び声で
目を覚ますなんて思ってもいない事だった

「 ギャヤァ──アァアァ!!! 」

叫び声で耳がキリキリする感覚に襲われた

「 何だよ、うっせぇんだよ … 」

俺は一気に不機嫌になり眉間にしわを寄せた
薄目を開けて隣を見るとシーツを寄せ集めて
色気のない体を隠してパニック状態のおチビ

── 今現状確認中って所か … にしても眠い

あくびをしながらぼんやりとしていると
おチビが少し怒った様子で俺に向かって言う

「 ちょっと!
何で貴方と私が一緒に居るんですか?!
私達って変な事したりしてないですよね? 」

変な事ってこのタイミングでそれ言うかよ
男女が裸で一緒に居て何もなかったなんて
普通そんな風に思う奴がどこにいるんだよ

「 はあ?覚えてねぇのかよ
昨日の夜 お前がすげえ酔っぱらっちまって
動けないから運んでくれって頼まれたんだよ
丁度溜まってたし部屋に連れ込んでヤった 」

「 ヤったって一体何を … 」

「 そりゃセックスだろ 」

俺は平然とそう言ってのけ煙草を吸い始めた
メイドは住人が望めば奉仕しないといけない
ルールにもそうあるし悪い事などしていない
それなのに彼女の顔はみるみる青ざめていく
顔面蒼白でベッドに座ったまま固まっている

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