第3章 後編
「まぁ出させるからいいか」
白昼堂々喘ぎ声を漏らすことの何がいいのか全く理解できないが、アーデンは一人勝手に納得し、止めていた手を動かすと下着が押し上げられ、零れた胸に熱い唇が吸い付いた。
先端を舌先で転がしながら、もう一方を指で摘む。
「…っは…ぅ」
加減をしているような手つきだったが、思わず漏れた声にアーデンは吸い上げながら薄く笑った。
手は胸から離れ、腹を撫でおろし、スカートの裾に指をかけた。
布の上から太腿を滑るように撫で、内側へ向かうにつれ、ユーリの息を呑む音だけが響いた。
指は内腿を這いあがり布の端に辿り着くと、焦らすように布越しに押す。
既に湿り始めているのが布地を通して伝わったのだろう、アーデンの喉から低い笑いが漏れた。
「身体はこんなにも正直なのにねぇ」
ユーリが中々声を出さないことに対して言っているのか分からないが、ユーリは恥ずかしくて顔を背けると、下着をずらされた。直接触れた指先は冷たく、熱を帯びた肌との落差に背筋が跳ねた。
中指が割れ目をなぞり上げ、最も敏感な場所を見つけると、円を描くように擦り始めた。緩やかに、しかし的確に。
「顔、見せて」
顔を胸から離すと、ユーリの頬に手を添えて視線を合わせる。
強引ではないが有無を言わせない力加減で、背けた顔を元に戻されると、陽の光に晒された表情を金の目が舐めるように観察していた。
「…っあ…!」
ユーリが困ったように視線を彷徨わせると、中指がゆっくり中に沈んだ。
声が漏れた、堪えようとして、堪え切れなった。
指先の刺激は容赦なく続き、濡れた音が静かな部屋に響いた。
「いい声。もっと聞かせてよ」
ユーリの表情を見ながらどこか楽しそうなアーデン。
内壁の熱が指を包むのを確かめるように一度止まり、それから第二関節まで押し込まれる。同時に親指は上の突起を煽り続けていた。
ユーリはだんだん声が抑えきれなくなっていった。