第6章 第三夜
「どうぞ」
「ありがと」
咲哉は二人にお茶を渡す
「あ、紹介するね。この人は水城奏さん」
「よろしく」
「んで、こっちがオレの友達の水瀬要。数日前にジャッジメントに所属したばかりなんです」
「よろしくお願いします」
それぞれ紹介が終わると握手をする
「…っていう奏さん、あんなところでなにしてたんですか?」
「街を散歩してたら騒ぎ声が聞こえたから行ってたら水瀬くんが絡まれてたから助けたってさっきも言ったじゃん」
「そんな偶然ありますかね…」
「仕方ないじゃん?最近ずっと籠りっぱなしだったんだから」
「え…そうなんですか?」
二人の会話に要は目をパチパチさせている
「あー、ごめん。要抜きで話して」
「いや…。あの、水城さんてジャッジメントの人なんですか?咲哉と知り合いみたいで…」
咲哉と奏は一瞬顔を見合わせる
だが、すぐに要のほうを向き全てを説明する
「要、お前MEEOって知ってるだろ?」
「いま、ジャッジメントと全面協力してる組織だよな。確か咲哉のお姉さんが仕事してる…」
「うん」
「それが?」