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降谷零、部下に恋をする。

第7章 シンジツ


柚鈴「降谷さん!」
携帯だけを持って走って家を飛び出す。
すごく急いだつもりなのに降谷さんの方が早くて。

降谷「おま、、こんな時間に1人で出歩いたら危ないだろ!」
柚鈴「どうしても降谷さんに伝えたいことがあって、、」
降谷「職場でも会えるんだしそんなのいつでも、、」
柚鈴「今じゃなきゃ!今じゃなきゃ、ダメなんです!!」
降谷「財前、、、?」
深呼吸をしてまっすぐ降谷さんを見つめる。

柚鈴「私、安室さんが好きです。
安室さんといると楽しくて、落ち着けて、、
だから降谷さんからさっきの話聞いた時すごく戸惑いました。
でも、安室さんと降谷さんが同じ人なら安室さんが好きってことは降谷さんのことも好きなのかなって。
降谷さんのこと考えてたらまた私の前で自然に笑ってほしい。またあの笑顔を見たいってそう思いました。
安室さんとしてではなく降谷さんとして私の隣にいて欲しいです。」
そういうとぐいっと手を引っ張られ気付けば降谷さんの匂いに包まれていた。
降谷「本当に俺でいいのか、、?」
柚鈴「降谷さんがいいんです。」
降谷「柚鈴」
低く落ち着く降谷さんの声で初めて呼ばれた名前。
愛おしさがこみ上げて来て私も降谷さんの背中に腕を回す。

降谷「柚鈴、改めて俺の彼女になってくれますか?」
柚鈴「はい、もちろんです。」
降谷「大切にする。何があっても俺が守るから。」
柚鈴「私も、降谷さんがピンチの時絶対に守ってみせます!!」
降谷「ふは、流石。俺の彼女だな」
柚鈴「公安も彼女も零にそれでよく務まるなって言われないように頑張るね」
降谷「なんか、いいな」
柚鈴「え?」
降谷「零って呼ばれるの。」

ほんのり頬を赤く染めて恥ずかしそうに笑いながらそういう零。

柚鈴「零!ばり好きっちゃん!!」

そう言って抱きつくとしっかり受け止めてくれる。
こんなに幸せでいいのかななんて思ってしまうほど幸せな時間。
これから先、零の隣ならどんなことでも乗り越えていける気がするんだ。
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