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炎の魔女【FF編】

第3章 EPISODE 1


「ご、豪炎寺!」


昼休み。


私が修也に授業の質問をし終わると例のバンダナくんが修也を呼んだ
おー 例のバンダナくんだ...なんか熱血くんってカンジだな


「昨日ちゃんと自己紹介出来なかったからさ…俺、円堂守!サッカー部のキャプテンやってるんだ!ポジションはGK!」

へー サッカー部のキャプテンなんだ...


しかもGKかぁ なんか チームの要って感じだなぁ


「お前も入らないかっ?!」


あ、やっぱりそうかそう来るのね...


「木戸川清修ってサッカーの名門だもんな!どーりであのキック!」

「あ、あの…修也は、もうサッ…」

「サッカーは…もうやめたんだ」


修也…

やっぱり まだ気にしてるのかな...



「やめた…?やめたってどうして…」

「俺に構うな」

「っ!修也!いくら何でもそんな言い方っ!」

事情を知らないとはいえ、そんなに冷たくしては失礼だ

まぁ そう言いたくなる理由は分からんでもないけど...


「ごめんね、円堂くん。サッカーの話はちょっと... そ、それより!さっきも自己紹介したけど、私 光囉樹希!宜しくね!」


「ああ!よろしく!」


円堂くんか...太陽みたいな子だなぁ


彼の率いるサッカー部...どんなチームなんだろう...


「円堂!」

茶髪の男の子が血相を変えて円堂に走りよる


「冬海先生が探してたぞ!校長室に来いって!」


え、 何したのさ円堂君...

「でも俺なんか嫌な予感して...もしかして廃部の話...とか」


は、

「廃部ぅ?!」

「っ!」


もしかして

「私も噂で聞いたことあるわ...」

この学校のサッカー部って...弱小チーム...?

「冗談じゃない!廃部になんかさせない!」

と、いってドスドスと教室を出ていく円堂くん。

ぽけーっと彼の出ていった方を見ていると円堂くんの後に立ってた女の子がニッコリと笑って話しかけてきた

かわいいなぁ
「私、木野秋!よろしくね 光囉さん!」

「樹希でいいよ。...それより木野さん、廃部って...」

「分かった!私も秋でいいわよ!...ウチのサッカー部、部員が8人しかいない弱小チームだから...まともに活動できなくて...」

「そうなんだ...」


部員8人の弱小チーム...ね、

でも円堂くんって不思議な子...
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