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曇天に笑う

第2章 三兄第、曇天に立つ


~空丸&宙太郎~ said

宙太郎「あ! 起きた おはようっス!」


罪人「お前・・・っ!」


空丸「あんた、護送中に警官殴って逃走したんだってな。

罪人は逃げちゃ駄目でしょ。

罪が重くなるだけだぜ。」


罪人「お前ら、役人か!?」


空丸Гいーえ。そんな大層なもんじゃ御座いませんよ。

ただの琵琶湖の橋渡し人だ。

さぁ、着いたぜ。今日からここが、あんたの家だ。」


罪人「あ・・ あぁ・あ・・・」


《日本最大の監獄 “獄門処”  無期徒刑・流刑 懲役刑の者の集治監。いわゆる重犯罪者、専用の檻。》



罪人「た、頼む!!逃がしてくれ!

ここにだけは、いたくない!!!

持ってきてないんだ。」



【ギャアア!!! アアアァ・・・】

監獄処から、人の悲鳴が聞こえてくる。


空丸Гあぁまたやってるのか。あそこは、懲罪房だ。

日に何十人も収容されるらしいぜ。」


罪人は、恐怖からかガタガタと震えている。


空丸「なに 死んだ奴はいねぇ、安心しな。

逃げようなんて思うなよ?

いっぱい苦しんで罪を償って来い。」






























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