• テキストサイズ

曇天に笑う

第2章 三兄第、曇天に立つ



今は、罪人を獄門処に送り届けた帰り。


空丸「おかみ(新政府)は敵だらけ、犯罪者は過激になる一方だな。

日本はいつ平和になるのかねぇー。」


宙太郎「ねーーー。」


空丸Г琵琶湖の真ん中に監獄とは、政府も思い切った事、考えたが代々それの

橋渡しをする俺ら曇家(くもうけ)の事も気を遣ってほしいぜ。」


宙太郎「ぜーーー。」


空丸Гもう少し給料上げてくれねぇと、生活厳しいんだけど。」


宙太郎Гどーーー。」


空丸Г美月が、甘味処に働きに行ってくれてるから、

どうにかなってるけどなー。」


宙太郎「オイラ、小遣いためて、美月姉の働いてるトコの

団子を食べに行くっス~!!

空兄も一緒に行こ~?」


空丸「そうだな。」


宙太郎「あ、天兄も誘うっスよ~。」


空丸「あぁ、兄貴は、よく美月の様子を見に行ってるからなー。

別に、誘わなくてもいいぞ。」


宙太郎Гそうなんスか?天兄ばっか、ずるいっスー。

オイラも、団子食べたぃ~~。」


空丸Г兄貴の場合、団子が目当ってゆーより、

美月に変な虫が、つかないように見張るのが目的なんだよな。

もうちょい、兄貴も素直になればいいのに。」


宙太郎「ねー。天兄は、美月姉が大好きなんっスー。」


空丸「宙太郎でも、わかるのに。何で美月は、兄貴の気持ちに気づかないんだ?

はぁ。鈍感すぎんだろ。」








/ 9ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp