第2章 2章 花魁
ふたりは黙ったまま、私を見ていた
こういった場所は余り来ないのか
でも、それなら好都合、今日もさっさと終わらせて
しまおう
『中原様、太宰様、始めますか?』
名を呼べば微かに驚きを見せる
テクニックの一つだ、行為をする相手の名は
先に覚えておく
太宰「.......中也、君からしなよ」
中也「....なんだよ、急に......チッ
バサリっと乱雑に脱がせられる着物
体は白くくっきりとした体のラインが見える
太宰が微かに目を細めた
太宰「(.......へェ? あれだけ有名な
花魁がからだにキスマーク一つないなんてね)」
はだけた衣類を片手で上に捲し上げる青年
淡いピンク色の頂きが軽く震える
ぴくん
震える彼女に中也は笑いながら胸を揉みしだく
そしてさすがはそれを職業とする者
絶妙なタイミングで微かに声を上げる
そのまま中也は下着を引きちぎった
スウスウするはずであろうはずの
あそこに早くも指を侵入させる
彼女がまた絶妙なタイミングで声を上げる
グチっ.......
あっ.........
ぬちゅ.......
あァ.......