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愛に溺れて、飲み込まれて
第2章 2章 花魁
私がこの仕事を初めてどれほどの
日々がたったか
沢山の男に抱かれ、一夜の夢を見た
甘ったるい雌の鳴き声を慣れた口調で言う
私は世間には知られることのない
異能力者だ
それは快楽を無にする異能
つまりどれだけのことをされようと
私が本気で精神的には落ちないし
言えば、本当に快楽を感じたことがない
だから鷹をくくっていたのだ、
どんなことがあっても大丈夫だと
これはとある青年二人に染め上げられる女の話
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