第2章 1
「メイカはルフィみたいになるなよ?」
「えー!ルフィは強いよ?泳げないけど」
「カナヅチでも船から落ちなきゃいいじゃないか!! それに戦ってもおれは強いんだ。ちゃんときたえてるから、おれのパンチは銃のように強いんだ!!!」
ルフィは片手をパンチするようにして前に突き出す。
「銃? へーそう」
「なんだその言い方はァ!!」
シャンクスの認めない声にルフィの反発声。
「おうおうルフィ! なんだかごきげんナナメだな」
「楽しくいこうぜ何事も!」
「そう! 海賊は楽しいぜェ」
「海は広いし大きいし!! いろんな島を冒険をするんだ」
「何より自由っ!!」
船員達の声にルフィとメイカは顔を明るくする。
「お前達バカな事、吹き込むなよ」
「だって本当の事だもんなー」
「なー」
船員達の声にシャンクスはスプーンを銜えながら釘をうつ。
「行きたいなー自由な世界」
遠くを見つめて呟くメイカ。彼女やルフィを見た船員達は、
「お頭いいじゃねェか。一度くらい連れてってやっても」
「おれもそう思うぜ」
「おお」
「本当っ!?」
と。思わずルフィとメイカに歓喜の声がとんだ。
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