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最愛の人 【 H×H /クロロ 】

第1章 【 オレ×ト×キミ 】


イルミ「何か俺、変なこと言った?」

目を点にさせ固まるを不思議に思い問いかける


『え、、だって……す、好』

イルミ「好きって言ったけど?」

『それは……恋愛感情、で?』

イルミ「そうだけど」


何も映さない様な目で見つめられ
問いかけに淡々と答える


『いつから、その…好き、なの?』

イルミ「いつなんだろうね
一つだけ確かなのは、がクロロの
彼女だって知ってからだね。それまで女に
興味の「き」の字すら無かった俺が初めて、
唯一、気になった女なんだもん」

『……そ、っか』

(それでも私はクロロが、好き。)



『あ、あのね…イルミ。』

イルミ「あー、…言わないで。分かってる」

『、うん』

互いに少し俯きがちに言う


イルミ「ヒソカもが好きなんだよね」

俯きがちだった顔はいつの間にか前を向き
視線の先には空があり、顎に手を添えていた


『諦めてるよ。きっと』

イルミ「…嫌、どうだろうね」

イルミの意味深な言葉に頭を傾ける


『それは、どういうこと?』

イルミ「…世の中にはさ、知ってイイ事と
そうでない事ってあるから。ね」

これ以上、関わるな。探るな。聞くな。
と言われている様だった


(つまり、ヒソカは諦めて無いって事?)


『そっか。』

イルミ「(クロロと闘うためだとか言えないし)」


『告白の返事は…その、』

イルミ「一生言わなくてイイよ。面倒だし」

『何が面倒なの?』


イルミ「だって、振るつもりでしょ?
俺、振られるのも告白するのも初めてって
言ったよね?」


『う、うん…』

イルミ「これ以上メンタルがやられると
立ち直れなくなる。それこそ面倒。」


『……』


イルミ「ちゃんと振られたら、
のこと、本気で忘れられなくなる。」



『私は、何も言わない』


イルミ「そうしてくれるだけ、まだまし」



イルミの顔は何も映さない瞳
そして、常に無表情。




でも、今は______




心做しか泣いている様に見えた。







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