第1章 【 オレ×ト×キミ 】
?「やっと会えたね_______」
『よく言うよ。会わなかった癖に』
(会おうと思えばいつでも会えたでしょう!
何言ってんのよ、全く。)
?「ごめんごめん」
がブツブツ言って俯いてた間に
その男との距離は詰められていた。
『ほんと、何も変わってないね』
?「んー何が?」
『全部だよ。特に棒読みな所とか』
正に全部だ。光が宿っていない漆黒の瞳に
艶のある長い髪、それとは正反対の日焼けを
知らない白くキメ細かな肌
?「へー」
『…そういう所だよ______イルミ』
イルミ「俺自身、そんなつもりないんだけどね」
『はぁ、、そう。
あ、そうだイルミの弟くんに会ったよ』
イルミ「ふーん」
(反応薄っ!もっと他にないの!?)
すると突然イルミはポケットに手を突っ込んだ
イルミ「あぁ、忘れてた
これ預かって来たんだ。はい、母さんから手紙」
『何だろう』
イルミ「読んでみなよ」
封筒を開けて取り出す
カサッ
(んーと、なになに?)
【ちゃんへ】
突然でごめんなさいね。
ですが、余りにも気になる事が
あったので思わず手紙を書きました。
ちゃんは一体いつになったら
イルミとお付き合いしてくれるの?
そろそろ結婚を考えても良いんじゃ
ないかと思うの。
イルミの婚約者になる前に、段階として
まずは、お付き合いをしなくちゃね。
大丈夫よ。きっと上手くいくわ
【未来の義母より】
、
、
、
イルミ「どうしたの?そんな固まって」
(どうしたも、こうしたも無いよ!!!)
『勝手にまた話が進んでる』
そう、【また】なのだ
イルミのお母さんに何故か
とてつもなく気に入られたらしく
イルミと付き合う話。しかも
結婚前提での話が進んでる
(断ってるんだけどねぇ、、、)
カサッ
イルミ「ほんとだね。
でも、
_______俺はイイよ」
『え、何が?』
イルミ「付き合う事」
『何故そう思われますか』
イルミ「理由は簡単だよ。
俺はが好きだから」
へ、?