第1章 【 オレ×ト×キミ 】
ゴン「やっとキルアらしくなったじゃん!
無茶を言うのは俺の役!キルアはそれを
クールに止めてくれなくちゃ!」
キルア「フンッ…」
ゴン・キルア「!?」
『や〜っと気付いた〜!』ホッ
気付くのも当たり前。
まるで鋭利な刃物で全身を刺すかの様に
隠していた気配、殺気を一気に2人へ向けた
その漆黒の瞳は2人を捉えて離さない
ヒソカの殺気よりも遥かに上のドス黒い
何かをゴンとキルアは感じていた
『ゴン君とキルア君はさ…
ノブナガのお気に入り何だよね。』
ゴン「(っ~!動けないっ…)」
キルア「(こいつ、ヤベぇ)」
『そんな冷や汗かいて
ヤバイもの見る目で見ないでよ〜』
キルア「(考えろ、こいつから逃げる術を)」
ゴン「(怖いっ!)」
『ま、捕まってくれれば良いんだけどね。
仲間が死んだんだ。鎖野郎に殺されたの。
で、その仲間がゴン君…キミと似てるんだ…』
どこか憂いを帯びた横顔は、恐怖と同等か
それ以上にとても美しいものだった。
ゴン「だからって絶対に仲間にならない!」
キルア「俺もだ」
『……そっか!でも、ゾルディック家
ってだけで強いから個人的にはキルア君が
仲間になって欲しいんだよね~』
キルア「!?…(何で知ってるんだ!)」
『あぁ、言うの忘れてたけど
一応キルア君の兄であるイルミとは仲良いよ!』
キルア「兄貴と俺は、関係ない!
お前が兄貴と関わりがあるからって勝手に
俺まで巻き込むな!まして仲間に何かならねぇ」
『あらら~…、残念。』
(じゃあ殺しちゃおっかな。)
が身体からオーラを放つと
ゴンとキルアも臨戦態勢に入る
すると急に電話が歌い出す
プルプルプル…プルプルプル…
ピッ
『もしもし!』
ノブナガ「お前、まだ殺すなよ?」
『何で?』
ノブナガ「俺が斬る。」
『え~~。仕方ないなぁ』
ノブナガ「てゆーか、お前の殺気が
ここまで届いてんだよ!気ぃ付けろ!」
『ごめん、ごめん!』
ピッ
『って事らしいわ。
でも、ここで殺すのは勿体無いから
今回は見逃す。』ニコッ