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最愛の人 【 H×H /クロロ 】

第1章 【 オレ×ト×キミ 】


『何から何まで品があるの』

クロロ「…品か」

『シャルが品は お金じゃ買えないって言ってたよ』

クロロ「確かにそうだが 誰でも身につける事が出来る」

『それにしても綺麗だよね』

クロロ「口説き文句のつもりか?」クスッ

『口説かなくてもクロロは私を好きでしょ』

そう得意気に言われると少しイジメたくなった

クロロ「………さぁな」

目の前の食事に視線をやりつつ
チラッとの方を見る

『…え、えー!?悲しすぎるよ』

しょぼくれているがあまりにも
可愛い過ぎて、つい笑ってしまった


『……』







あ、拗ねた。


クロロ「嘘だよ」

『……』

こうなれば奥の手を使おう



クロロ「…」

できるだけ優しく甘い声で
名前を呼んでみる


段々との顔が赤くなった
と思えば席から立ち上がり


『…好きって言ってくれるまで
私、クロロとは お喋りしないよ!』


そう言って食べ終えた食器を食洗機の中へ
放り込んで、寝室へと走って行った


ここは焦るのが普通なのだろう
しかし俺は全く焦ってはいない


言葉、仕草、態度で
俺を求めてくれる事は嬉しくて
とても愛おしくなる


だから


今日は思う存分、君を愛そう

例え もう分かった と言っても
俺の気が済むまで君の求める
〈 好き 〉を全身で伝えてやろう

密かにそう心に決め
が走って行った寝室へと向かった


全く、子供の時から変わらないな
好きな物も、嫌いな食べ物も、性格も、

_______________可愛い笑顔も





コンコン

クロロ「入るぞ」



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