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最愛の人 【 H×H /クロロ 】

第1章 【 オレ×ト×キミ 】



「『「フェイタンだよ」』」

みんな口を揃えて言った

ウボォー「おぉ!あいつか!」

も災難だなとウボォーは言う

『フェイタンの拷問は見てて楽しいけど
やられる側は嫌だよ〜』

フランクリン「ま、毒針が飛んできたら
避けた方が身のためだな」

『また物騒なものを…』

フェイタンの毒針は猛毒の中でも強すぎる毒を
使用しており衣類や皮膚に掠れるだけでも溶ける

(あー、あれが飛んで来るのか…)

はやる気のない顔で考えていた


シャル「出た。あのビルの他に所有物件が2つ
構成員が宿泊中のホテルは3箇所。
ま、こいつらなら直ぐに見つかるんじゃない?」

情報を紙に書き込みウボォーに渡す

ウボォー「サンキュー、恩に着るぜ!」

ウボォーはシャルの頭を掴むと
頬っぺにチューっとキスをした

シャル「な、何すんだよっ!」

キスされた頬に手を当て、怒るシャル

ウボォー「じゃ、行ってくるわ!」

フランクリン「残りは?」

ウボォー「おめぇらで飲んでくれ」

フランクリン「死体の始末はつけとく。
早くケリ付けてこい」

ウボォー「おう!じゃ」

シャル「ウボォー!」

ウボォー「あ?」

シャル「油断禁物だよ。」

真剣な顔をしてウボォーに忠告した

『あと私から、コレ』

ウボォー「何だこれ?」

渡されたのは赤い小さな粒だった

『食べてみて』

ゴリッ…ゴクン

ウボォー「何も起きねぇぞ」

『うん、だってそれウボォーの身に
何かあってから反応するヤツだもん』

ウボォー「俺の身に?…はは!
何も起きやしねぇよ!」

『そっか!なら良いんだけど』ニコッ

ウボォー「あぁ」

そう一言残し、窓から飛び出して行った


シャル「あれ、の念で作ったの?」

『そう!…ナイショだよ』

フランクリン「女の勘は良く当たるからな」

シャル「マチも良く当たるからね!」

缶をプシュッと開け2人は残ったビールを飲み始めた


はウボォーが出ていった窓の外を
じっと眺めていた


『当たらなければ良いのに…』


誰にも聞こえない様な静かな声で
そうポツリと呟いた


紅い満月の昇った夜がやけに寂しく感じた

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