第1章 【 オレ×ト×キミ 】
『私が鼻の傷、治してあげるね』
ウボォーの鼻に手を当て、甘い甘い吐息を吐く
【大地の癒し:グリーンケア】
(クロロに人前でやるなって言われてるけど…
仕方ないよね?)
甘い吐息を吐く姿は何とも言い表し難いほど
美しく妖艶で綺麗だった
するとウボォーは左腕、右足、右腕、首の順番に拘束していた金具を壊した。
上半身だけ起き上がると
すぅ、と大きく息を吸いこんだ
(あ、塞がなくちゃ!)
ウボォー「くそぉぉおおおぉおおぉおおお!」
とてつもなく勇ましい叫び声は建物を揺した
ウボォー「あの鎖使い、必ず借りは返すぜ!」
怒りと興奮のせいで目が血走っている。
感情に身を委ねウボォーは重たいドアと
コンクリートの壁を玩具の如く破壊した
ウボォー「どこだーーっ!」
シャル「逃げたんだよ」
シズク「ウボォーが大きい声出すから」
フィンクス「もう帰るぜ。目的は達した」
マチ「陰獣も始末したし」
シャル「お宝も手に入れたしね!」
『帰ったらクロロに殺されるよ…』
(絶対、能力使った事バレるもんなぁ)
シャル「団長だけじゃないかもよ?
フェイタンも怒るんじゃないかな」
『そんなサラッと言わないでよ~』
も嫌々ながら、みんな帰ろうと歩き出す
ウボォー「ダメだ!!!」
ウボォーのオーラが体から溢れ出し強さを増した
ウボォー「団長に伝えてくれ…
俺は鎖野郎とケリを付けるまで帰れねぇとな!」
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『なら、下調べが必要ね…シャル』
お願い…とシャルに目で問いかけた
シャル「オーケー!」
フィンクス「俺達は帰るぜ」
『分かった!』
マチ「フランクリンには居場所、伝えておく」
ノブナガ「は遅く帰ろうが団長とフェイタンに怒られるのは決定だからな!」
『うぅ〜〜っ』
シズク「大丈夫と思うんだけどなぁ」
マチ「ま、頑張りな。それじゃ」
フィンクス、マチ、ノブナガ、シズクは
アジトへと帰って行った
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シャル「さぁ、行こうか!」
ウボォー「情報収集は任せるぜ!」
シャル「オーケー」
『ウボォーはビール飲まなきゃね』
ウボォー「お!そうだったな」