第1章 【 オレ×ト×キミ 】
シャル「こりゃまた大勢で!」
男「何だコイツら。
本当にこれがあの幻影旅団かよ」
フクロウ「あぁ間違いない」
男「けど脆そうだぜ?」
シズク「ひぃ、ふぅ、みぃ…あれ?」
シャル「どうかした?」
シズク「陰獣って全部で10人だよね?
さっきウボォーが倒したのが4人だから、これで全部揃った事になる」
フェイタン「可笑しいね。鎖の使い手はウボォーを抑えて車で逃げてる筈ね」
マチ「じゃあ、鎖の使い手は陰獣じゃない
…ってこと?」
『たぶんね』
フェイタン「ま、コイツらに聞けば分かるね」
シズク「全部生かしておくの?」
フェイタン「いや?生かしておくのは
フクロウて奴だけでいい」
マチ「じゃあ、そいつは任せな」
『……フェイタン、』
フェイタン「分かたよ。念能力、使わないようにするね」
『やったー!』
男「餓鬼どもが勝手なこと抜かしやがって。
陰獣の恐ろしさを教えてやるよ」
シャル「だってさ!」
フェイタン「シャルナークそこで見てなね。
私とシズクが二人、は一人ね」
シズク「分かった」
(何で一人!?物足りないよ…)
男「舐めるな!」
フクロウ「落ち着け!奴等の力を侮るな!」
男「うるせぇ!」
陰獣が一斉に襲いかかる
マチはフクロウを捕らえると
「動くと切れるよ」と言った
フェイタンは手刀、シズクはデメちゃん
私は踵落としで陰獣を秒殺した
フクロウの顔には冷や汗が伝っている
シズク「はい!終わり。これどうする?」
フェイタン「ほとくね。
今更隠しても意味ないね」
シャル「さてと、拷問にかける前にノブナガを
風呂敷から出してもらおうか」
マチ「ちょっと待って。このフクロウとか言う奴も車に乗せるんだろ?ただでさえ狭いんだからノブナガはそのままでいい」
ノブナガ「ふざけるな!早く出せ!」
小さくなったノブナガが袋の中で暴れる
シズク「私も狭いの嫌だなぁ」
シャル「ねぇ、車だけ風呂敷から
出す事って出来るの?」
フクロウ「ふ、不可能だ!」
『出来ないのかぁ』
マチ「残念」
シャル「しょうがないか…」
小さい袋状になった風呂敷を地面に置くと
だんだん大きくなり元の大きさに戻った
ノブナガは車から出てくるなり
不満を言い散らした