第1章 【 オレ×ト×キミ 】
ノブナガ「新手の陰獣か…ウボォーは毒で体が動かねぇし、ヒルも体内に入ったままだ」
シャル「仕方ない、助けに行くか」
フェイタン「やれやれ。より世話焼けるね」
『ちょっとフェイタン?』
マチ「今ならまだ行き先が分かる。糸の気配は隠で消してあるから凝で見破られるか、針に気付かれない限り何処まででも追跡できる」
シャル「よし、悟られる前に追いつこう」
ノブナガ「残りの陰獣も一網打尽に出来るかもな」
シャル「フランクリン!ビールを頼んだよ!」
フランクリン「追跡の方が楽しそうなのによ」
シャル「ははは!行くぞ!」
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クロロ「もしもし」
『私よ。ウボォーの体に鎖が巻き付いて、そのまま引っ張られて何処かに連れて行かれたから追跡してるとこ』
クロロ「気を付けろよ」
『あと、嫌な予感が当たったの。だから』
クロロ「…念能力を使うのは許可しない」
『……私の寿命が縮むから?』
クロロ「あぁ」
『どうしてもって言っても__』
クロロ「駄目だ。」
『……分かった。』
ピッ…
(クロロのおバカ!)
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車に乗りシャルが運転する
マチ「!バレた」
フェイタン「案外、早かたね」
シャル「大丈夫!もう追い付く」
ノブナガ「どうでもいいが!この狭いのどうにか何ねぇのか?」
フェイタン「もう少しの辛抱ね」
ドーーーンッ!とボンネットに男が乗っかると大きな布が車体を包む。すると小さく袋になった
ノブナガ「何だこりゃ、おい!こら!出せ!」
男「やっぱ只者じゃねぇな、お前ら。あの一瞬にドアを開けて脱出する反応の鋭さはよぉ」
フェイタン「ノブナガは位置が悪かたね」
(私は車の屋根の上に居たから大丈夫だけど)
マチ「それにしても面白い力だね」
シズク「あの布で包んだ物を小さくするんだ。
万引きするのに凄く便利」
マチ「あれならお宝も全部ポケットに入っちまうな」
シャル「地下競売場からお宝を運び出したのは
アイツって事か」
『って事はもとの大きさにも戻せるよね』
シズク「団長は確かフクロウとか言ってたよ?」
フェイタン「ん、お仲間が助けに来たね」
マチ「あぁ」