第1章 【 オレ×ト×キミ 】
シャル「手伝おうか?ウボォー!」
ウボォー「余計なお世話だ!」
ウボォーは引っ付いたまま拳として使おうとすれば体毛を自在に操り味方側には柔らかい体毛でクッションの様にする
『体毛の奴が邪魔だね』
もう一人の陰獣はウボォーの太ももを歯で噛みちぎる。するとウボォーはその場に座り込んだ
どうやら毒が身体に回ったらしい
マチ「致死量の猛毒にすれば勝負は
決まってたのに」
シャル「拷問好きなんだろう?きっと」
傷口からヒルを潜り込ませた陰獣がウボォーに頭を噛まれ死んだ
ウボォー「てめぇら倒すのに首から上が動けば十分だ」
ウボォーは大きく息を吸い、噛みちぎるのが得意な陰獣に向かって頭蓋骨の破片を吐き飛ばした。
片手で受け止めようとした陰獣は手を貫通し、頭にまで貫通して死んだ
ウボォーはまた大きく息を吸い止める
シャル「ん!」
みんな一斉に耳を塞ぐ
(来るっ!)
ウボォー「うぉぉおおおおぉおおおおぉぉお!」
雄叫びが辺りに波紋して
音が凶器として襲いかかる
陰獣は耳から血が吹き出して死んだ
フランクリン「この馬鹿野郎!
やるならやるって言え!」
ノブナガ「俺達の鼓膜まで破る気か!」
ウボォー「悪ぃ悪ぃ!でも言ったら奴等にバレるじゃねぇか!それに音がそっちに届く前に耳を塞ぐ事ぐらいお前らなら朝飯前だろ」
マチ「確かにね」
『にしても、陰獣って弱かったね』
フェイタン「呆気ないね」
ウボォー「シズクー!俺の体の中から毒とヒルを吸い出してくれ!お前の掃除機なら出来るだろ」
シズク「デメちゃんは毒なら吸えるけど、生き物は吸えないよ!」
ウボォー「何ぃ?じゃ、どうすりゃいいんだ!」
シャルが崖から飛び下りていった
きっとヒルについて説明しに行ったのだろう
ウボォー「シズク!毒のほう頼むぜ!」
シズク「うん!」
シャル「誰か街へ行ってビールをたくさん盗ってきてよ!」
フランクリン「俺が行く」
ウボォー「キンキンに冷えたやつ頼むぜ!」
フランクリン「贅沢言うな!」
シズクがデメちゃんを用意するとウボォーの体に鎖が巻き付く
一瞬で何処かに引っ張り上げられたがマチは透かさず念糸を投げた
シャル「見えたか?」
ノブナガ「あぁ」
シズク「一瞬にして鎖が体中に巻きついて…」
(嫌な予感が当たった)