第1章 【 オレ×ト×キミ 】
抱きつきながらはシャルの顔を覗き込み
綺麗に微笑んだ。
誰もが恋人同士だと思う様な雰囲気を醸し出す
マチ「(団長が見たらヤバイよ。)」
ノブナガ「団長の目の前で引っ付くなよ?
団長が嫉妬するから!」
シャル「だってさ」
『何でシャルは駄目でウボォーは良いの?』
フェイタン「シャルは女たらしよ。だから団長、心配するね」
ノブナガ「この前も年上の女と遊んでたよな?」
『え、そうなの?』
シャル「あれは道案内してただけさ!」
ノブナガ「ほんとか?」ニヤッ
『私はシャルが女たらしでも好きだよ』
両手でシャルの頬を包み微笑んだ
シャル「(あぁ…!絶対ヒソカにやるもんか)」
シャルもまたヒソカの気持ちに薄々気付いていた
『あ!見て、陰獣が一人増えた』
フェイタン「ずといたね。土の中に隠れてたよ」
『見た目が気持ち悪い…』
(これ戦わなくて良かったかも)
ウボォーが手を掴まれ土の中に肩まで引き摺り込まれた。右手に念を集中させると、そのまま地面に向かって殴った
ウボォーの技
【超破壊拳:(ビッグバンインパクト)】
地面は消し飛び大きな窪みを作った
ウボォーの手を掴んでいた陰獣は跡形もなく消えた。唯一、残っていたのは腕の一部分だけだった
ノブナガ「あいつ」
シャル「ウボォーも本気だねぇ」
フランクリン「気の毒に…跡形もねぇぜ」
ノブナガ「相変わらず、すげぇ威力だよな!
ウボォーのビッグバンインパクトは」
マチ「ぶっちゃけ念を込めただけの右ストレート
何だけどね」
『……ん?』
マチ「どうしたんだい」
『殺気を感じる…』
マチ「陰獣の奴等じゃなくて?」
『それとは違う殺気』
フェイタン「そいつも殺ればいい話ね」
『そうだね!』
(何か引っかかる…何だろうこの胸騒ぎは)
3人の陰獣がウボォーに襲いかかると殴ろうとしたウボォーの右手に陰獣の一人が体毛を駆使して防御した。すると次は歯で攻撃する陰獣がウボォーの肉を噛みちぎり、肉片をペッと吐き捨てた。
ノブナガ「お!」
フェイタン「体毛や歯で鋼鉄を誇るウボォーギンの肉を裂くとは」
シャル「かなり鍛えられた念能力者だ」