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最愛の人 【 H×H /クロロ 】

第1章 【 オレ×ト×キミ 】


クロロはそういうと電話越しに薄く妖艶な笑みを浮かべていた

(あ、やっぱり?…ヤバイ…)

フェイタン「お仕置きなら拷問器具貸すよ」

『何言って__』

クロロ「フッ…検討しとく」

の顔はどんどん真っ青になっていく
その様子を楽しそうにフェイタンは見ていた

クロロ「それとウボォー
追って相手に適当に暴れてやれよ。
そうすれば奴等の方から姿を現すさ」

そう言われるとウボォーは暴れる事を許され
嬉しそうに笑った

ウボォー「楽しみだぜぇ!!!」

『暴れるなら砂漠方面がいいね!』

シャル「オーケー!」

行き先は決まり、気球は速さを増し進んでく

(十老頭って確か、裏社会の頂点に君臨する人達で6大陸10地区を縄張りにしてる長老…
そんな人達が強いと認める陰獣を殺せるなんて)

『いいなぁ~~』

人差し指を顎に当て、頬っぺを膨らます

フェイタン「ダメよ。団長に言われてるね」

“良いなぁ”の理由を察したフェイタン

『……』プイッ

フェイタン「…(拗ねられたよ)」

______________

目的地まで辿り着き、全体を一望出来る場所に降りると次々にマフィアを乗せた車が到着する。

発砲する者、脅してくる者…

(弱いやつ程よく吠える…)

シャル「はぁーはははっ!!
団体さんのお着きだ」

シズク「あれは掃除しなくてもいいんだよね?」

フェイタン「別にいいね」

ウボォー「お前ら!手ぇ出すんじゃねぇーぞ!
俺が片付けて来るからよぉ!」

愉しそうな顔をして崖を下りていく

その姿を見ては体をモジモジさせていた。
いいな~いいな~と思っている時の癖である。

フェイタン「……」

『っ、分かってるもん。』

しょぼんと俯くだがチラッチラッと目は
ウボォーの方を見ていた

ウボォーが下りきるとマフィア全員がウボォーに銃口を向けた。銃を構えた全員に向かって男は待てと制すと互いに近くまで歩み寄った。男は銃口を向け、幾つか質問をするが笑うだけで何も答えない態度が頭にきたらしく男はウボォーを撃った


一瞬でウボォーはその銃弾を歯で挟んで止める

それを見た男は余りの超人技に恐怖で顔を歪め
逃げ腰になっていた

(滑稽だな…)

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