第1章 【 オレ×ト×キミ 】
1つ目の仕事が片付いた。次は、お宝を奪う
お宝が保管されてある金庫の扉を開けた
『!…何で…』
そこは空っぽになって何一つとして品物は無かったのだ
シャル「すぐ団長に連絡だ!」
即刻その場から立ち去り、アジトに戻るため気球に乗るとウボォーがクロロに電話をかけていた。
クロロ「品物がない?」
ウボォー「あぁ、金庫ん中には何一つ入って無かった。唯一事情を知ってたオークショニアによると一度金庫の中に入れた品を数時間前にまた何処かに移したらしい。まるで、予めこういう事態が起きる事を知ってたみたいに…」
クロロ「ほう…」
ウボォー「あまりにタイミングが良すぎるとは思わねぇか?
俺たちの中に……ユダがいるぜ。」
(ユダ…裏切り者…?いや、いない。)
ノブナガ「この中に…裏切り者がいると」
クロロ「…いないよ。そんな奴は。それに
俺の考えじゃユダは裏切り者じゃない。
ちなみにユダは銀30枚でキリストを売ったとされているが、俺たちの中の裏切り者はいくらで
マフィアに俺達を売る?…メリットを考えろ。
マフィアに俺達を売ってそいつは何を得るんだ。
金か?…名誉か?…地位か?
それで満足したと考える様な奴が、俺達の中に本当にいるのか?」
ウボォー「流石にそんな奴はいねぇかー」
クロロ「フッ…だろ?
それともう一つ解せない点がある」
ウボォー「え?」
クロロ「密告者がいるとすると余りにも対応が中途半端だ。A級首の俺達が競売品を狙いに来るって情報が本当に入っていたら、もう少し厳重に警備しててもいいんじゃないか?」
(確かにそうだ。もし情報提供していた奴がいても詳細は教えていない事になる)
クロロとウボォーの会話を聞き、分かったのが競売品を移動させたのは陰獣の中の一人でフクロウという名の男らしい
(シズクと同じタイプの念能力者か…)
クロロ「向こうも500人近い客が消えた事で気付いた筈だ。
敵は同じく念能力者と…」
ウボォー「殺っちまって良いよなぁ?」
クロロ「もちろんだ」
『私も参加したいっ!』
クロロ「ダメだ。フェイタン…
念を使わない様に見ててくれ」
フェイタン「わかたよ。(団長、過保護ね)」
『もぉ~!何で!意地悪クロロ』
クロロ「何とでも言え…
は帰ったらお仕置きだ。」