第1章 【 オレ×ト×キミ 】
ウボォー「お!今度の獲物は何だ!
早く命じてくれ!」
シャル「慌てるなよウボォー、全員揃ってからだ」
パク「相変わらず、せっかちね」
ウボォー「くそっ…まだかよ」
フィンクス「…はぁ、来ねぇな」
フェイタン「もうすぐ夜明けね」
ウボォー「ヒソカの野郎…
今度会ったら八つ裂きにしてやる!」
風で蝋燭の火が消えると共にクロロも
読んでいた本を閉じた
ヒソカ「おやおや、物騒な話をしているね♡
怖い怖い♠」
ウボォー「ヒソカ!てめぇ!」
シャル「遅かったじゃないか」
『ほんとに』
ヒソカ「やぁ♡…
ものすごく会いたかったよ♦」ニコ
の頭を撫でる手は、壊してはいけないと我慢しているようにも見えた
マチ「…ったく、来ないかと思ったよ」
ヒソカ「君に来いって言われたからね♤
約束破ったら君のあの念糸縫合が見られなくなると思ってさ」
マチ「フンッ…」
シャル「団長!揃ったよ!」
ウボォー「団長!今回は何を盗むんだい」
クロロ「…アンダーグラウンドオークションのお宝を奪う。」
シャル「何のお宝を?」
マチ「古文書とか…団長、本好きだし」
フェイタン「違うね。きとゲームね。
世界一高いゲームが何本か売りに出されるよ」
ノブナガ「とりあえず金銀財宝が基本じゃねえのか?」
『私は違うと思うなぁ』
フィンクス「じゃあ何なんだよ」
『そりゃ______』
クロロ「…全部だ。
オークションのお宝丸ごと掻っ攫う」
(だろうね…クスッ)
ウボォー「本気かよ!団長!?
地下のオークションは世界中のヤクザが協定を組んで仕切ってる!手ぇ出したら世の中のその筋のもん達、全っ部 敵に回す事になるんだぜ?」
(と言いつつ楽しみで仕方ないって顔だね)
クロロ「…怖いのか、ウボォーギン」
ウボォー「嬉しいんだよ!嬉しくて堪んねぇ
さぁ、命じてくれ団長!今すぐ!!」
一斉に皆の視線はクロロの方へと向けられる
クロロ「…俺が許す。殺せ。
邪魔するやつは一人残らずな」
ウボォー「うぉぉおおおおぉおおお!!!」
興奮のあまり雄叫びをあげるウボォー
皆も高まる気持ちを抑えつつ
薄く笑みを浮かべた