第1章 【 オレ×ト×キミ 】
悲しくて、悔しくて、クロロを取られちゃうかもって不安と恐ろしさに涙が溢れたの
でも、もう怖くないよ。寂しくもない。貴方がいればそれだけで良い。そう思うのに眠れば怖い夢ばかり…。いつも同じ夢…
正夢にならないで欲しいなぁ
フェイタン「何、ボーッとしてるね」
車の窓から空を見るに話しかけた
『!…ん~、内緒』クスッ
チラッとこっちを見て微笑むが、あまりに眩しくて思わず舌打ちをした。
フェイタン「チッ…」
『え~!?舌打ちは酷くない?』
フェイタン「うるさいね」
『フェイタンのが煩い~!』
フェイタン「泣いてた事シャルに言うよ」
『弱みに漬け込むのは無しだよ~』
クロロ「さ、着いたぞ…」
車から降りても尚、言い合いを止めない二人を他所にクロロはヒソカへの質問内容を考えていた
コルトピ「…来たよ。」
フィンクス「よお」
シズク「久しぶりだね」
ウボォー「やっと来たか!」
フェイタン「が歩くの遅いからね」
『フェイタンの歩幅が小さいからでしょ!』
フェイタン「より全然ましね」
『何ですって~!?』
マチ「また始まったよ」
シズク「何だかんだ仲良いもんね」
パクノダ「そうね」
フランクリン「そのへんにしといてやれフェイタン」
フェイタン「チッ…」
『べー!』
フランクリンの背後に隠れながらフェイタンに向かって舌を出す
フランクリン「、元気にしてたか?」
『うん!』ニコッ
フランクリン「そうか」
特別大きな手での頭を撫で、優しく微笑んだ
フェイタン「甘やかし過ぎね」
『フェイタンも撫でてもらいたいの?』
フェイタン「一言もいてないね。これ以上バカになられたら困るからいただけよ」
『もぉ~!フェイタンの意地悪っ!』
パクノダ「あ、そうそう。…ちょっといいかしら」
『どしたの?パク』
パクノダ「マチが一昨日、嫌な予感がするって言ってたの」
『一昨日…か。当たってるね』
パクノダ「何かあったの?」