第1章 【 オレ×ト×キミ 】
フェイタンは犯人はヒソカだとに告げるのをやめた
(団長に電話すればいいね)
『グスッ…グスン……』
フェイタン「泣き止むね。目腫れるよ」
頭をぽんぽん としてを落ち着かせる。すると、ソファーから立ち上がり蒸しタオルを用意するためにキッチンへ向かった
フェイタン「、そこに寝転ぶね」
キッチンから戻って来るなり、そう言うとフェイタンはの肩に手をかけてソファーに押し倒した
『……ふえ?…』
何が起こったのか理解が追いつかずに
きょとん と此方を見るの目に押し付けた
フェイタン「蒸しタオルね」
と言いの上から退いた
『フフッ、ありがと…』
ふっくらとした艶っぽい唇が弧を描く
目は蒸しタオルで隠されていたが、泣きやみ今は微笑んでいるのが分かるとホッとした
フェイタン「少し眠るね」
『……うん…』
夢の世界へと吸い込まれ、少しすると寝息をたてていた。それを確認するとフェイタンは携帯を手にし団長に電話をかけた
団長が来るまでに蒸しタオルを冷たいタオルと交換し後々、目が腫れないようにと気遣う
冷たいタオルを目に宛てようとしたが、フェイタンの動きが止まる
すやすやと眠るの大きな目からは止まったはずの涙が流れていた。
長い睫毛に付いた涙の雫がキラリと光り、の頬を伝って涙痕を残す
フェイタンは少し乾いた涙痕を親指で優しく撫でた
ただ純粋に、嫉妬と悲しさで涙を流すをフェイタンは綺麗だと思った