第1章 【 オレ×ト×キミ 】
その手をはギュッと握った
クロロ「ここだ。」
歩き始めて1時間近く経ってようやく着いた
その丘の上には大きな木が一本あり、周辺にクローバーが円状に生息していた
クロロとを歓迎するかのように
木は風に乗って枝を揺らし落ち葉が舞い散る
『うわぁ〜!スゴい!!
大っきい木だねぇ……あ!見て見てっ
あそこにクローバーいっぱいあるよ!』
クロロ「気に入ったか?」
『うんっ!ものすごく!』ニコッ
良かった と思いながらの笑顔につられクロロも微笑んだ
クロロ「四つ葉を探そうか」
『そうだね!』
木漏れ日の下、四つ葉のクローバー探しをする幼い2人
幸せな時間が流れていた
『もし四つ葉のクローバーを
見つけたらクロロは何をお願いするの?』
質問をするも目線はクローバーにある
クロロ「………秘密。」
『えぇ〜、教えてくれないの?』
クロロ「教えたら秘密じゃなくなる」
『そっかぁ…』
クロロ「は何をお願いするんだ?」
『私?…私は____』
クロロ「あ、」
『あ!』
2人の目線の先には四つ葉のクローバーが風にそよそよ吹かれ揺れていた
『これ私が貰って良い??』
クロロ「……嫌って言ったら?」
『あとで私が何をお願いしたのか
クロロに教えてあげる!それじゃ、ダメ?』
クロロ「ふっ…イイよ。あげる」
『やったぁ!!!』
クロロ「今、お願いしろよ?」
『え…何で?』
クロロ「効果がなくなるかも…」
効果がなくなる何ていうのは嘘で、本当は
早くの願い事を聞きたかったのだ
『わ、分かった!』
そういうと素直には四つ葉のクローバーを胸に当てて、目を瞑りながら真剣な表情をしている
いつも笑顔でいる彼女を見ているクロロは、少し真剣な表情をする彼女に新鮮な気持ちを抱いていた
数十秒たってから、パッと目を開けた
『お願い完了!』フフッ
クロロ「…で、どんな願い事をしたんだ」
『2つお願いしたの!
1つ目のお願いは、________』