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SPはいつも突然に!

第1章 始まりはいつも猫丸から


桂木「(ガチャッ)お前達また騒いで…………」
猫丸「あっ………」
桂木・猫丸「……………」
桂木「………コレはどういう事だ?」
猫丸「こ、これには事情があって………」
桂木「……コイツらの前でコレを着たのか?」
猫丸「着るわけないじゃないですか!」
桂木・猫丸「………」
桂木「後で話がある」
猫丸「…わかりました」

全員「(………何この空気?)」
海司「(猫丸のパーカー、何かまずかったっスか?)」
そら「(ひょっとしてこのパーカー、「エッチしよ?」の合図だったとか?)」
昴「(だから頑なに着たがらなかったのか)」
瑞貴「(さすがの桂木さんも気分悪くなるのは仕方ないですね)」
海司「0(:3 _ )~」


昴「さっきはすみませんでした!」
桂木「……………」
昴「2人だけのセックスの合図だったなんて気付かず悪ふざけが過ぎました……」
桂木「………は?」
昴「あのパーカーは「今日はOK」のサインじゃ……?」
桂木「なっ、何を言ってるんだ!」
昴「なんだ、違うんですか?だったらなんであんなにキレてたんですか?」
桂木「………」
昴「気になって仕事が手につかないヤツがいるんですよ(主に海司)」
桂木「………仕方がないな」
昴「……」
桂木「あれは猫丸と交際を始めてひと月ほどたった頃だった……猫丸を初めて俺の家に泊まりに来ないかと誘ったのだが………」
昴「……(なんか面倒臭い話が始まったな)」


そら「ちょっと昴さん!どこいってたんですか〜?もう海司が魂抜けてて使い物にならなかったんですから〜!」
瑞貴「そういうそらさんも、何もしてなかっですけどね」
そら「瑞〜貴〜!この裏切り者っ!」
昴「はぁーーーーーっ………」
そら「あれっ?なんか元気ないっぽい感じですか?」
瑞貴「そういえばさっき、桂木班長に何か聞きに行ったんでしたよね?」
昴「その話は勘弁してくれ」
そら・瑞貴「???」
昴「胸焼けしそうで気持ち悪いんだ……」
そら「どしたの?」
瑞貴「大丈夫ですか?」
昴「大丈夫なものか!出会ってそこそこの猫丸から今までの2人のラブストーリーを2時間ドラマ化したような話を一方的に聞かされたんだぞ!」
そら・瑞貴「それは大変でしたね」


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