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アンハッピーエンド主義

第1章 情事に至るまでの5つの場面


【怒りの余り無理矢理に】


※※強姦・暴力・流血注意※※




いくらふかふかのベッドだと言っても、勢いよく叩きつけられたらそりゃあ痛い。スプリングは思いっきりびよんびよんしてる。目の前には、無表情のベル。ねえ、私、この状況が全然わかんないんですが。
「ベル?急にどうし、」
「うるさい」
「は?なに言って」
「うるさいんだよ黙れ」
なんか、怒ってる?でも私には心当たりが見当たらない。とりあえず言われた通りに黙ってみたら、ベルもベッドの上にあがってきた。あれ、なんか嫌な予感。後退って距離を置こうとしたら、腕を捕まれ引き寄せられる。強引を通り越して乱暴に扱われたことに思わずびくりと身体が跳ねた。なに、これ。どういうこと。急に頭の芯が冷えてきた。ベルの手はそのまま身体をまさぐってくるけど、ドキドキもしなければゾクゾクもしない。ただただ乱暴で乱雑なその手つきは、まるで物を扱うようだった。少なくとも、いつも彼が私を抱くときとは全然違う。

普通の女ならこういうときは、泣いたり喚いたり慌てたりするものなんだろうな。生憎私は普通の女じゃないので、こんな状況で寧ろ頭が冴えていくような感覚さえ覚える。暴れても逆効果だろうと思って、されるがままになっているとベルはナイフを取り出して私の服を切り裂き始めた。スカートも、ブラウスも、下着も、隊服のコートすら、原型を留めないほどビリビリに切り裂かれていく。ああもう、明日からの任務はどうするの。なに着てけばいいんだろう。あまりに乱雑な手つきなので、ついでに私の肌にもいくつか傷が付いた。
ベルの唇が私の唇に重なる。キスとも言えない、ただ唇を押しつけるだけの行為。それでも今までの行為と比べれば幾分マシだったので、どうしたの?って聞きたい気持ちを込めて、少しかさついた唇にちゅうっと吸い付いてみる。私はまだベルが落ち着いてくれることを期待していたし、ちゃんと話を聞いてくれることを願っていた。
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