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アンハッピーエンド主義

第1章 情事に至るまでの5つの場面


「は……すげ、サイコー……」
「はあっ……は、ぁ……はいってる……」
「ししっ、そーだね。……次は、ぐちゃぐちゃにしていい?」
「あっ、ん……いい、よ。きて」
「さんきゅ」
ゆっくり律動を始めると、氷雨の身体はゆらゆらと揺られながら反応する。ってゆーか、すげーきゅーきゅー締め付けてきてやばい。すぐ出しちゃいそうなんだけど。こみ上げてくる射精感を誤魔化すように、腰の動きを早くしていく。奥まで突き上げると氷雨が一際大きな声で啼いた。
「はっ……ん、ここっ、好き?」
「やぁあっ、だめぇえっ」
「じゃー、……っこっちは?」
「あぅ、ぁあっ、そっちも、だめぇ…」
「ししっ、わがままー…っじゃあオレの好きなようにやるよ」
「ひあっ、ん、あっ!?」
おまえの好きな場所なんてとっくに知ってんだよ。わざと氷雨が一番感じる場所を何度も突き上げてやれば、汗の浮かんだ背中が弓みたいにしなって、キレイな曲線を描いた。繋がった場所はぐちゅぐちゅといやらしい音を立てていて、ナカはぎゅうぎゅう締め付けてくる。腰を引くたびに収まりきらなくなった液体が溢れ出し、透明な糸を引きながら床に落ちてったり氷雨の太股を伝っていったりする光景は、すげーエロい。あー、オレももうイキそーだ。
「一緒にイこうな」と氷雨の耳元で囁くと、甘ったるい声で「一緒、ねっ」と返してきた。ほんとおまえかわいーんだけど、どーすりゃいいの。行き場のない想いをぶつけるように、自分の快楽を求めて腰を打ち付ける。
「っ……く、…」
「あぁあんっ、も、っぉ……イく……っ!」
「っ、オレもっ、もう……うあっ!」
氷雨が骨も折れそうなほど背を反らしたのと、オレの頭ん中がスパークしたのはほぼ同時だった。きゅうっと一際強いナカの締め付けに促されるように欲を吐き出すと、氷雨の身体がひくんと震えた。最後の一滴まで注ぎ込んでやりたくて、腰を目一杯押しつける。いつもより長い射精を終えると、達成感とともにこの上ないいとおしさを感じて、机に縋ったまま荒い呼吸を繰り返す氷雨を抱き締めた。


タイムリミットまで、残り2時間。





【久々で性急に】




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