第2章 銀魂 トリップ 志村新八 その後
「新八さんってなんでもゆるしてくれますけど、なんでなんですか?」
「ええ!?お!怒らない理由?んーとは言ってもちゃんが起こるような事そもそもしないからだし…」
新八は先程から少女の胸に意識がいっており、かなり緊張のご様子。
「そうなんですか?ならいいんですけど…」
「急にどうしたの?」
「だって…」
新八が少女に問うと目をそらし口を尖らせながらぼやいたのだった。
「だって、新八さんなんでも許してくれるんですもん。今だって嫌とは言いませんでしたし。」
あ"あ"あ"あ"!もーなんなんだよ!なんなのこの子は!!僕を萌え殺す気なのか!?可愛い過ぎるわ!!狙ってやってないところが末恐ろしすぎるうう!!
「嫌じゃないからそういってるだけだよ。それにちゃんのワガママなんて可愛いもんだし。」
新八の言葉は本心である。いつも万事屋では坂田や神楽のワガママというには範疇を超えているものを対処しているので少女のワガママは可愛く見えて仕方がない。
しかしそんなことを言う訳にはいかない。それについでに言うと今の新八は冷や汗が止まらずそれをおくびに出さないのに必死でもある。
「じゃー何か新八さんもワガママ言ってくださいよ!私ばっかりだと不公平ですし。」
「えー、僕の?とは言っても思い付かないなー。」