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きゃんでぃーりっぷ【歌い手】

第1章 報われない。 -そらる-


『…なんか、すみません…!』

「いや、いいよ別に、」


…なぜかお互い見つめあって約8秒…

ちょっとドキッとする

なんだか照れくさくて先に逸らしてしまった



『……わたし、帰らなきゃ』


立ち上がろうとしたけど、まだお酒が抜けてなかったのかよろけてしまう

『きゃ……!…え』


そらるさんに優しく手首を掴まれて、倒れることがなかったけど、私を見るそらるさんの目は曇っているようで、何を考えているのか全然読めない
少しこわいみたい

「紗奈さん、終電もないのにどうやって帰る気…?」

覗き込んで見つめて聞いてくるそらるさんになんだかドキドキしてしまう
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