第2章 いとしい -となりの坂田。-
さかたんの目が、私の髪をさらりと撫でる手が、中で果てたモノが、私を愛しいっていってる
さかたんと一緒にいられて幸せ
いっつも思う
きっとわたしさかたんがいれば
どんなことがあっても大丈夫だと思うの
『そういえばさかたん、歌の編集は?』
「あ〜、忘れてた…もうええやろ!このまま寝ちゃおう、あしたやればいいんだから!」
『…そぉ?そっか、ならいいよ』
「あの〜、ところでさ…」
気まずそうなさかたんのこっちを見てる瞳をじ〜っと見つめる
『なぁに』
「あのエロ本…怒ってないの?」
そのさかたんのビクビクしてそうな目といったら…
『あ〜…』
そういえばそんなものあったかあ、みたいな顔してあげる
『でも…さかたんが好きなのはわたしの胸でしょ?』
ちょっといたずらっぽく笑ってみせる
するとさかたんは照れてるみたいで
わたしのおでこにちゅってキスした
『…さかたん、すき』
「…おれも、紗奈がすき」
ちゅっ
ことあと2ラウンド目が始まったのは、いうまでもない話。