第14章 「ガーデン/始まりの庭」
「あれー、ナインイオタじゃないか!
こんな所で会うなんて奇遇…って訳でもないか。
君もメンテナンス何だろう?」
以前、ヒロと一緒に会った白隊服を着た
彼が此方に歩いてきた。
しかしゼロツーは彼を無視するようにして去った
「相変わらずだなぁ…」
「誰かな?」
「さぁ…でもちょっとカッコいいかも!」
「彼らは9’s、APE直属の親衛隊よ。」
「初めまして、イオタと同じ部隊の人でしょ?
かの地まで彼女のエスコートをよろしく。」
「かの、地?」
「今この大陸中のプランテーションが何処に向かっているのか、知らない訳じゃないだろう?」
イチゴはナナさんを見つめると、
ナナさんは詳しい話は後ですると言った。
「…はい。」
「それにしても、イオタが君達に上手く溶け込めてるみたいで安心したよ。」
「…イオタ?ゼロツーの事?」
「やぁ!また会えたね、そうだよ。
彼女は僕ら9’sの一員だったんだ」
「そう、なんだ…」
「でも、普通の部隊には身が重すぎると思ってたんだけど驚いたよ!一体どうやって彼女を手懐けたんだい?」
「手懐けるって…」
イチゴは彼の言葉に対し、
少し声を大きくして言い返した。
「…ゼロツーは私達の仲間だよ。」
「へぇー…彼女も入れ込んだものだなぁ。
人間と仲間ごっことはね」
「親衛隊って言うのは随分礼儀知らずなんだね…」
「…一緒に戦うのはゼロツーの方がマシだって良く分かるわ。」
「ははははっ、なるほどなるほど!
他の部隊のパラサイトとはちょっと違うみたいだねぇ…イオタが君達と一緒に居るのはそう言う事か。」
イチゴと彼の話に混ざると、
彼は喜ぶ様に私の元に足を踏み入れた。
「CODE000、またお会い出来て良かったよ。
相変わらず君は美しいねぇ…。」
彼はそう言うと、私の指先に
彼は何故か口付けをした____________________________