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ダーリン・イン・ザ・フランキス

第12章 「パートナーシャッフル」





「…俺も、フトシの気持ちは良く分かる。」





「えっ…ゴローも?」








泣いているフトシ君に、ゴローは
同情した様な顔で彼にそう言った。








「嗚呼、…俺もゼ」








ゴローは途中までそう言うと、
叫竜の出現を表すサイレンが鳴り響いた








「おい、早くフランクスの所に行くぞっ!!」





「う、うん…俺も行くよ!!」









ゾロメ君は皆にそう言い、
それに引き続き他の3人もフランクスの元に向かった








「現在南南西の方向にグーテンベルク級と
思われる一体の叫竜を確認、時速80キロの速度で接近中。」





「ESプランニングから500m地点に防衛線を貼り、撃退せよ。ジェニスタとクロロフィッツは後方支援に回れ!」








ミツル君とココロがジェニスタに乗ろうと
すると、フトシ君に呼び止められた。








「約束しろ、絶対にココロちゃんを守るって!!」





「……約束?馬鹿らしい…」





「お前なぁっ!!」





「フトシ君待って!私は大丈夫だからっ…」





「っ…気を付けてね、ココロちゃん。
こんな事になっちゃったけど俺もイクノと頑張るから…」





「…うん、」





「ココロちゃんもっ…頑張っ…うはははぁぁぁ!!」








フトシ君は泣くのを我慢ができなかったのか、
イクノより先にクロロフィッツの中に向かった。








「何つーデカさよ!!」





「やっとまともなのが来たっ!!」





「あっ、待ちなさい!!」










前回の人形の叫竜の様に、グーテンベルク級の大きさでどう立ち向かえば焦ったデルフィニウム達より先にストレリチアは攻撃を仕掛けに行った。









「駄目だ、コアが深すぎる!!」






「面白いっ!!」





「ゼロツー待つんだ!!」










何故か、いつもよりゼロツーは
焦って戦ってる様に見えた。


彼女はナナさんが言ってた"検査"の件から
様子が可笑しかったのは薄々分かっていた。








「(何を焦ってるんだろ、ゼロツー…)」









敵の体が砕けたと思ったら、砕けた塵から
小さな叫竜が生まれていた________________
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