第11章 「永遠の都市」
「だーからっ、もういいだろ謝ったんだから!!」
「何処がよ!あれで謝ったつもり!?
これっぽっちもココロが篭ってなかったんですけど!!」
「またやってる…(汗」
ヒロは呆れて2人の口論を見てると、ゼロツーがいつもと様子が違う事に気付いた。
「ゼロツー、どうかした?」
「…ちょっと、考え事」
ゼロツーの返事にヒロは彼女の事に
"何か"を察したのか何も問い掛けなかった。
「皆ー?話があるのー」
「「ん?」」
「いい話よー!」
ナナさんはそう言うと、
皆を会議室に集めて話の続きをした。
「明日は全員正装着用の上、〇9〇〇の宿舎前に集合する事!良いわね?」
「正装?」
「何があるんですか?」
「貴方達のこれまでの戦いをパパは高く評価してくれているの、そしてとても異例の事だけど…貴方達に勲章を需要される事になったわ!」
「えっ!?」
「く、勲章!!」
「何だそれ?」
ナナさんの話に一同は様々な反応であった中、
意外とゾロメ君は頭を?して聞いていた。
「需要式は明日、第1庁舎で行われます。」
「ナナ姉、本当!?」
「おい、それって…」
「やっやったぞゾロメ!なぁ、おい!!」
「えっ、どういう事?」
「馬鹿ねー…だから、私達が都市の中に入れてもらえるって事でしょう!!」
ミクの言葉で漸く理解したのか、ゾロメ君は他の皆よりも
盛大に喜んでいた。
しかし、ゼロツーは一人黙って
会議室から立ち去ろうとしていた。
「ゼロツー待って」
「…何?」
「丁度いいタイミングだし、明日ついでに検査を受けられる様にしておくわ。」
「あの検査嫌いなんだよ、
受けた後いっつも気持ち悪くなるし…
それに今凄く調子いいんだ、だから暫く検査はパス!」
ゼロツーは笑ってそう言うと、
会議室から立ち去って行った_______________