第11章 「永遠の都市」
不思議と同じ夢を何度も見る、
何故かその夢で僕は暗闇の中に居て…
遠くある眩しい光を見て泣いている
悲しいのか嬉しいのか分からないけど
止めどなく涙が溢れてくるんだ。
その光はどんどん大きくなって
最後に僕は光に包み込まれ、そして
大きな叫び声をあげる_______________
「うおぉぉりやぁぁぁ!!」
叫竜の目の前に飛び出したアルジェンティアは、
隙を作り他のフランクスは攻撃を仕掛けた。
「ストレリチア、トドメを!!」
「よしっ!!」
「ヒロは休んでなっ!ここは俺様の出番!!
貰ったあぁぁぁ!!」
アルジェンティアは叫竜のコアを見事潰し、
新たな叫竜を倒す事に成功した。
「ひひー、どんなもんだい!!」
「ちょ、ちょっと早く離脱離脱…」
ミクがそう言った瞬間、叫竜の体液を
思いっきりアルジェンティアは浴びてしまった。
「……アンタねぇ…!!」
「いやいや、中々興味深い。」
「不思議だ…内容はどうあれ他の部隊に無い連携が生まれている。」
「異なる機体の齎す由来が全体の個性となりゆると言うのか。」
「一方それは諸刃の剣、凪の様な存在にこそ我APEの唱える未来がある。」
「不完全な存在か、皮肉なものだ。」
「彼らにはそろそろ次のステージに進んでもらおうと思っている。」
「…彼の地へですか?」
「最近グランフルバス付近、超親族の叫竜の活動が観測された。
13部隊にはCODE002をあの地まで届ける役割がある…」
「ならば作戦は既に進行している、早急に彼らにもラボでのメンテナンスを…」
「その前に彼らに褒賞を与えてみては?」
「見会?子供達に…?」
「古代、褒賞は栄誉を鼓舞する為の常套手段。
税期待が強く見られる彼らであれば、更なる効果が得られましょう。」
「成程面白い、許可しよう…」
七賢人、通称【パパ】は特に
13部隊の活躍に期待を持っているように見えた____________