第8章 「男の子×女の子」
「「お、おおぉぉ…!!」」
「は、はあぁぁ…っ……!!!」
「待っ待て!!誤解だ…」
ゴローがそう言った瞬間、皆はシャンプーやペイル、掃除箒などを一斉に投げ始めた。
「話聞けよ、これはゼロツーが!!」
「駄目だ、こうなったら止められないぞ!」
「お、俺達嵌められたんだよ!!」
「言い訳、するな!!」
イチゴは私の体を隠しながら
男子達にペイルを投げ続けた。
「スケベ、ドスケベ!!変態、へし折ってやるー!!!」
「取り敢えず、一旦引こう…」
「おい、服が無いぞ!!」
「なあぁっ…!?」
暫く、女子達はずっとペイルを投げていると
それに対抗しようとゾロメ君が箒でペイルを打った。
「いい加減、こっちも我慢の限界だぜっ…」
「我慢してるのはこっちでしょ!!」
「うるせぇ、あんまり男子を舐めんなよ!!」
「アンタ達だって、もっと女子を労りなさいよ!!」
「いい加減にしなさーい!!!」
ミクとゾロメ君が口論し続けると、
風呂場にナナさんが来てそう叫んだ。
「もしこの状態で叫竜が現れたらどうするつもり?ちゃんと戦えるの、私はそうは思わないわ。」
「君達はパラサイトだ、何を最優先にすべきかを忘れるな。」
「「「「「…はーい。」」」」」
ナナさんとハチさんの注意を受けた私達は渋々、互いの部屋に帰った___________________