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ダーリン・イン・ザ・フランキス

第17章 「比翼の鳥」





「目標F2地点____全機出撃!!」








目標地点に向かうと、ストレリチアに似た
フランクス4機が槍で叫竜に攻撃を仕掛けているのが見えた。







「お前達じゃ肩慣らしにもならねーよっ!!」






「何匹来ようが無駄無駄ぁ!」






「つまんないなぁ……
もっと私達を楽しませてくれよ!」






「さぁ、行くよ!」








9’sの人達は次々と叫竜を自身の槍で
伸ばしたり降って投げる攻撃を続けていった。







「ふふ、いっちょあがり!……ってね。」






「凄い……ストレリチアが何機も居るみたい」





「私達もやろう!」







彼らの戦火を見て、やる気を出した私達は
叫竜の背後に周りスピードを上げながら攻撃を始めた







「この量は流石に想定外だな」





「キリが無いよね」





「おいα、あれ」





「あれって?」








βが指を指した先には13部隊の子供達が戦っている姿が見えた







「αのお気に入り」







αはとある一機の元に向かった、
スタンゲイザーの存在を初めて見た為
興味と共に彼女だと直ぐに気付いたのだろう。







「やぁ、それが君の機体なんだ?実に可愛らしい」






「……ありがとう。それで、戦況は?」






「今はここまで食い止めてるけど、
これじゃいつまでたっても埒があかないよ。

ほら見えただろ?あの大穴は堅いドームで
覆われているんだ。あれを僕らが突破するには
内側から攻めるしかない。つまりは……」






「なるほど、あそこって訳ですね……

行くよ、みんな!
アルジェンティアとジェニスタはデルフィニウムに続いて!
クロロフィッツは援護射撃を!!」






「了解!!」






「最大出力で行くよっ!」






「おうっ!」








ビームを一斉に撃つクロロフィッツに
小叫竜は一気に弾けていった。







「ハァァァァァーッ!!」






デルフィニウムは回転斬りをしながら叫竜に切り込んでいき、
後ろからアルジェンティアが続いて振りかぶりながら攻撃を仕掛けた______________
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