• テキストサイズ

【ジョジョ】君の相手は俺しかいない

第1章  君の相手は俺しかいない


 承太郎は、立っているだけで人々の目を引く。

 パーティーともなれば、多少なりとも正装をしているので、その姿に女性たちが目の色を変えるのも無理はなかった。
 だが次から次へと声をかけてくる女性たちに嫌気が差し、承太郎は早々にパーティー会場から抜け出した。

 騒がしい会場を後にして向かった先は、高層階にあるプライベートテラスだった。
 ここは、一般のパーティー参加者は入れないようになっており、ジョースター家の者か、その他ごく一部の関係者しか来ることはない。
 そこでなら、少しはゆっくりと過ごせるだろうと思ったのだ。

 テラスのある階にエレベーターが止まり、その扉が開くと同時に、眼前には見事な夜景が広がる。

「おぉ、中々良い景色じゃねぇか」

 幸い、今は誰もいない様子だ。承太郎はテラスの先まで歩いていくと、ゆったりとカウチに腰を下ろした。
 ボーイに頼んで酒と食べ物も用意させておいたので、ここでしばらく過ごしていこうと思った。

/ 12ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp