第8章 結界。
バハムート『やぁ!みんな。スイーツ買ってきたよ。』
まぁ&カルマ&磯貝&前原&ひなの&桃花
『いたぁぁぁぁー!!!』
バハムート『んッ…??』
私たちは事情を話しバハムートに結界を張る際の魔力を貸してくれるよう交渉する。
こうしてE組の教室内に魔法陣を描き、ひなの達は、ハネムーン中の烏丸先生とビッチ先生に連絡。
バハムートと私を中心にみんなも各自配置につき、結界を貼る。
『いくよ!』
一斉に呪文を唱える。魔法陣が発動し、E組の教室を包みこむようにオレンジ色のドーム型の結界ができる。
後10時間…。
だんだんと陽が傾いてくる。
後7時間…。
静かに夜が訪れる。
後5時間…。
私たちは交代で結界の中から見張りをする。
後3時間…。
千葉君のバグは遠くのものに標準があい、近くが見えなくなる。
千葉『まぁ、来たぞ…。』
闇に紛れ、大勢の足音が近づく…。
そこには感染者がE組のグラウンドを埋め尽くすように立っている。
学秀『まぁ…。すまないが…僕のものになってくれ…。』
法王『結界は貼れたようですね…。だが、私もこのウイルスに支配されている…。自我はあるが、欲求は止められない…。
持ちこたえて下さい。でなければ、強力な魔力を持つまぁを手にしたくてたまらない…。』
スッと手を伸ばしたお父様からものすごいオーラの魔力が結界に襲いかかる…。
結界の中にいるのに……。ものすごい圧だ…。
私もみんなも全力で魔力を結界に注ぐ。
学秀『僕も参戦させてもらう…。アイスクラッシャー…』
氷の魔法が法王のオーラと重なり結界にわずかにヒビが入る…。