第8章 結界。
ひなの『どうしよう…。こっちもヒビが入ってきたよ!』
ピキ…ピキ……
『ひなの…!!』
私も自分の魔法陣で精一杯だ。
コロ先生やバハムートも魔力を放出仕切っている……。
どうすれば…。狙いは、女子…そして私……。
後2時間半…。
私は隣のバハムートに話しかける。
バハムートは一瞬驚いたが、快く頷いてくれた。
『いくよ!ホワイトサイクロンエンチャント!』
私が砂煙で視界を遮ったすきに、バハムートが龍の姿になり、女子を背中に乗せ、私の作った結界に覆われて夜空を飛び立つ…。
ひなの『まぁ〜!!』
ひなのがバハムートの背中から叫ぶ。
ひなの…みんな…無事でいて…!
カルマ『まぁ…。俺が守るから…』
カルマが私の前に立ちはだかる…。
学秀『お前の相手は僕だ…赤羽。』
学秀の身体が氷の魔力に包まれ、青白く光りはじめる。
カルマ『やっと決着がつけれそうだね…。』
カルマの炎の魔力が身体を赤く覆いはじめる。
私はそれを横目で見ながら、コロ先生と男子生徒に叫ぶ。
『コロ先生、私と一緒にお父様を拘束する!できるよね?あと、みんな!(男子)薬ができるまで他の感染者をよろしく!』
磯貝『任せとけ!』
前原『まぁちゃんも気をつけろよ!』
コロ『もちろんです!!世界を救えば私の給料もアップして頂きます!』
法王『やってみなさい…。まぁ…手加減はできませんよ?あと2時間、持ちこたえて下さい!』